佐藤 央 & 三宅 唱

『4』

2005年/DV/17分

ホテルの一室で繰り広げられる男女4人のすれ違い。

監督・脚本:三宅唱/撮影:久保田誠/出演:平井雅史、伊藤彰恵、Colina delia dobre

『マイムレッスン』

2006年/DV/10分

ふたりのパントマイム師。舞台終了後に寄せられた客の反応では、片方の演技が不評で……。黒澤明ショートフィルム・コンペティション出品作品。

監督・脚本:三宅唱/撮影:久保田誠/出演:村岡大介、朽木正伸、伊藤彰恵

『スパイの舌』

2008年/DV/15分

追ってるはずが追われてた。助けたつもりが傷つけた。裏切ったのは逆だった。敵間違えた。私たちはスパイ! 第5回CO2エキシビションオープン・コンペ部門最優秀賞受賞。

監督・脚本・撮影:三宅唱/出演:片方一予、川崎佳哉、秦俊子

『女たち』

2005年/DV/50分

万田邦敏に脚本が高く評価された、映画美学校高等科修了作品。映画の文体そのものが女性的であることを目指した“女性映画”。

監督・脚本・編集:佐藤央/出演:佐古真由美、篠田剛、野口満里子

『不安』

2007年/DV/12分

夏目漱石の原作を女性が主人公のサスペンスに読み替えた。オムニバス映画『夢十夜 海賊版』の「第八夜」として公開。「アラン・ロブ=グリエの映画のようだ」(冨永昌敬)。

監督・脚本・編集:佐藤央/原作:夏目漱石『夢十夜』/撮影・照明:芦澤明子/出演:宮田亜紀、小田豊、遠山智子

『シャーリーの好色人生』

2008年/DV/44分

中内の姉の家に転がりこんだシャーリーを待っていたのは、女性たちからの誘惑だった。彼が選ぶ女性はいったい誰……? 冨永昌敬の「シャーリー」シリーズの一篇で、同監督の『シャーリーの転落人生』とともに公開。「冨永昌敬の独特な世界観をどう演出し、物語を語るかというテーマに正面から取り組んだ作品。この作品から“演出”という概念・技術の在り方が自分のなかで大きく変わりました」(監督談)。2008年水戸短編映像祭特別招待作品。

監督・脚本:佐藤央/脚本:冨永昌敬/撮影・照明:芦澤明子/出演:福津谷兼蔵、夏生さち、中川安奈、小田豊、宮田亜紀、杉山彦々

『結婚学入門(恋愛篇)』

2009年/DV/18分

万田邦敏の呼びかけによるオムニバス映画『葉子の結婚』の一篇(「水曜日」)。ソフィスティケイテッドなお話にハーポ・マルクスが放り込まれたドタバタコメディ。第16回大阪ヨーロッパ映画祭上映作品。

監督:佐藤央/脚本:チームナム(高木幹也、三宅唱、佐藤央)/撮影・照明:四宮秀俊/出演:汐見ゆかり、スズキジュンペイ、杉山彦々、小野ゆり子、小田豊

『結婚学入門(新婚篇)』

2010年/DV/25分(仮)

『結婚学入門』三部作の第二作目は、新婚旅行を前日に控えたカップルによるドタバタコメディ。本特集上映のための撮り下ろし作品。ワールド・プレミア上映。

監督:佐藤央/脚本:チームナム(高木幹也、佐藤央)/撮影・照明:四宮秀俊/音楽:長嶌寛幸

佐藤央の選ぶこの一本

『ヒズ・ガール・フライデー』

1940年/16ミリ/92分

敏腕新聞記者のヒルディは編集長のウォルターと離婚したばかり。そしてウォルターとは真逆の性格の、しっかり者な男と結婚するために新聞社を辞めようとしている。何とかそれを阻止したいウォルターは、彼女の最後の仕事として死刑囚のルポルタージュを依頼し、彼女もそれを受け入れるのだが……。巨匠ハワード・ホークスによるスピード感溢れる会話と演出、それを見事に体現するC・グラント、R・ラッセルらのスターたち。笑いながら涙する、これぞスクリューボール・コメディの金字塔!

監督:ハワード・ホークス/脚本:チャールズ・レデラー/撮影:ジョセフ・ウォーカー/出演:ケイリー・グラント、ロザリンド・ラッセル、ラルフ・ベラミー、ジーン・ロックハート、ヘレン・マック